Googleの検索ボリュームを見ていると、「仏壇 開眼供養 お布施」や、「仏壇 魂入れ お布施」というキーワードで検索されている方が意外と多いことに気が付きました。
「お布施」というキーワードで検索されるということは、以下のニーズのがあるのかなと思います。
- お布施の金額(相場)を知りたい
- お布施の渡し方、包み方を知りたい
編集長 こまどそこで今回は仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の相場や渡し方について解説していきます。
- 仏壇の開眼供養・魂入れとは何か
- 仏壇の開眼供養・魂入れをするのはどんな時か
- 仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の相場
- 仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の渡し方
- 仏壇の開眼供養・魂入れをする時に準備するもの
- 年間10,000件以上の葬送サービスのご相談を対応
- 年間2,000件以上の「墓じまい」のご相談を対応
- 年間300件以上の「墓じまい」を施行
仏壇の開眼供養・魂入れとは何か


まず、そもそも仏壇の開眼供養・魂入れとは何かについて解説いたします。
開眼供養は「かいげんくよう」と読み、魂入れは「しょういれ」と読みます。
魂入れはお性根入れ(おしょうねいれ)という言い方をすることもあります。
言葉だけは知っている・聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね。
仏壇の開眼供養・魂入れとは、仏壇の御本尊(ごほんぞん)に魂を入れ込む儀式(供養)のことを言います。
仏壇本体に開眼供養・魂入れをすると思われがちですが、これは間違いです。
正確には仏壇の中に祀っている「仏像」や「掛け軸」の形をした御本尊に開眼供養・魂入れをします。
この仏像や掛け軸がご本尊であり、仏壇はご本尊を祀る箱でしかありません。
仏像でも掛け軸でもご本尊としての役割は同じです。どちらか一方があれば大丈夫です。
ご本尊は宗派毎に異なります。
「阿弥陀如来」を祀ったり、「釈迦如来」を祀ったりしますが、その辺の細かいことは別の記事でお話したいと思います。



ここでお伝えしたいのは、仏壇の開眼供養・魂入れはご本尊に魂を入れることだということです。
ちなみに、浄土真宗だけは他の宗派と異なり「魂を入れる」という考えではなく、本山からご本尊の「阿弥陀如来(あみだにょらい)」にお越しいただくという考え方になります。
そのため、開眼供養や魂入れとは言わず「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」と言います。
仏壇の開眼供養・魂入れをするのはどんな時?


仏壇の開眼供養・魂入れをするシーンは主に以下の3つです。
- 仏壇を持っておらず、初めて仏壇を購入した時
- 仏壇を持っていて、新しい仏壇を購入(買い替え)した時
- 仏壇を移動(引越し)させた時
それぞれのシーンについて詳しく解説します。
仏壇を持っておらず、初めて仏壇を購入した場合
これまで仏壇を持っておらず、初めて仏壇を購入した時にはご本尊も併せて購入されていると思います。
ですので、その御本尊に開眼供養・魂入れをする必要があります。
開眼供養・魂入れ前の御本尊はただの置物に過ぎません。
なのでいくら手を合わせても意味がありません…と考えられています。
仏壇を持っていて、新しい仏壇を購入(買い替え)した場合
私が僧侶派遣サービス会社に勤めていた時、「仏壇を買い替えたので魂入れをしてもらいたい」というご相談をよくいただきました。
仏壇買い替えの理由は、以下のものがほとんどです。
- 今ある仏壇が古くなったため
- 引越し先に大きな仏壇が入らず、小さい仏壇を新たに購入した
仏壇の買い替えをした際は「開眼供養・魂入れ」だけでなく、古い仏壇の「閉眼供養・魂抜き」も併せて行うようにお坊さんからは言われていました。
「古い仏壇から魂抜きをして、新しい仏壇に魂入れをする=魂を移動させる」というイメージですね。
では仏壇は買い替えたがご本尊は同じものを使い続ける時はどうするか?
これは次に説明する仏壇の引越しと同じ考え方のようで、「魂抜き」と「魂入れ」の両方をした方がいいとお坊さんに聞きました。
仏壇を移動(引越し)させた場合
仏壇を移動(引越し)させる場合には、まず移動前に閉眼供養・魂抜きをしてから移動させます。
そして移動後に移動先で開眼供養・魂入れを行います。
これは仏壇ごと移動させる場合だけでなく、ご本尊のみを移動させる場合も同様に魂抜き・魂入れを行います。
仏壇の開眼供養・魂入れはどこで行うのか


さて、ここまでで仏壇に開眼供養・魂入れを行うシーンについてはご理解いただけたかと思います。
では実際に開眼供養・魂入れを行う場合はどこで行うのがいいのか、気になるところですよね。
結論は、自宅かお寺です。
ただ、あの大きくて重たい仏壇をお寺に持って行って開眼供養をしてもらい、その後また自宅へ運ぶというのはあまり現実的ではないですね。
なのでほとんどの場合は自宅にお坊さんに来てもらい、開眼供養・魂入れの読経をしてもらう形になります。
ただ、これは私の実体験ですが、お坊さんに「ご本尊をお寺に持ってきて」と言われ、ご本尊だけを持ってお寺に行き、お寺でご本尊に開眼供養・魂入れをしてもらったということがあります。
「ご本尊様に魂入れが済んだので、帰ってこれを仏壇に祀ってください」とのことでした。
自宅にお坊さんを呼ぶのは気が引けるという人はお坊さんに「ご本尊を持っていくのでお寺で魂入れをしてもらえませんか?」と聞いてみるのも一つの手かと思います。
仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の相場はいくら?


さて、お坊さんの話も出ましたので本題の「仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の相場」についてお話したいと思います。
菩提寺(檀家になっているお寺)ではないお坊さんに頼む時のお布施の相場は3万円~5万円です。
菩提寺であれば日頃から檀家料などを払っているかと思いますので、相場は下がって1万円~2万円です。
また、自宅にお坊さんに来てもらう時には「お車代(交通費)」として5,000円~1万円をお布施とは別に渡すのが通例です。
僧侶派遣サービス会社に依頼すると、お布施は安いところで3.5万円。平均は4.5万円となっています。
なお、僧侶派遣サービスの場合、お車代は掛かりません。
大手の僧侶派遣会社の料金は下記のようになっています。
料金に差はありますが、一人のお坊さんが複数の派遣会社に登録しているため、どこへ依頼しても派遣されるお坊さんは同じことがほとんどです。



そのため、まずは料金が一番安い「よりそうお坊さん便」に相談するのがおすすめです。
>>「よりそうお坊さん便」で入仏法要のお坊さんを手配してもらう
「よりそうお坊さん便」の特徴や口コミについては、下記記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。


仏壇の開眼供養・魂入れのお布施の包み方(渡し方)は?


仏壇の開眼供養・魂入れのお布施は、白い無地の封筒を用意してその中に入れて渡します。
封筒の表面には「御布施」の文字と「自分の名前」を書き、裏面には「自分の住所」と「御布施の金額」を書きます。
お金を入れる時は、封を開けてお金を取り出した時に紙幣に掛かれた肖像画が最初に見えるように入れましょう。
また、お布施を入れた封筒を渡す時には手渡しするとマナー違反になるので注意しましょう。
「切手盆に乗せる」か「袱紗(ふくさ)に包む」ようにしましょう。
お布施の包み方と渡し方のマナーについては、それだけで1本記事が書けるくらいの量があります。そのため、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。


仏壇の開眼供養・魂入れをする時に準備するもの


仏壇の開眼供養・魂入れを行う時には下記のものを用意しましょう。
- 仏壇
- ご本尊(仏像や掛け軸など)
- 仏具一式(経机・おりん・木魚・燭台・香炉・花立・線香立て・火消し)
- 朱ロウソク(開眼供養では白いロウソクは使用しません)
- 線香
- 火をつけるもの(マッチやチャッカマン、ライターなど)
- お餅
- 赤飯
- 海の幸(乾燥昆布やワカメなどでOKです)
- 山の幸(干しシイタケなどでOKです)
- 里の幸(根菜や季節の果物など)
- お花(菊の花で大丈夫です。分からない場合は花屋で開眼供養用のお花が欲しいと伝えてもOKです。予算は3,000円程度で。)
- 御神酒(日本酒。コンビニのカップ酒でもOKです。)
- お米(普段食べているお米でOKです。炊く前の状態で。)
上記の他に可能であれば数珠も用意しましょう。数珠は宗派によって種類や持ち方が異なります。
詳しくは下記の記事で解説していますのでよければご覧ください。


まとめ
仏壇を買い替えたり引越しさせるということは人生においてそう何度もあることではありません。人生で一度も経験しない人もいるでしょう。
となると、仏壇の開眼供養・魂入れという言葉も聞いたことが無いという人も大勢いるかと思います。
この記事を読んでいるあなたは、何かしらの事情で仏壇の開眼供養・魂入れを行うことになったとご推察いたします。
人生で一度限りのことかもしれませんが、だからこそしっかりと準備して臨みたいですよね。
ぜひこの記事があなたのお役に立てれば幸いです。



仏壇はこれからご先祖様や故人様を祀り、手を合わせる場所になりますのでどうぞ大切にしてください。





コメント