この記事をお読みいただいているあなたの現状は
- 菩提寺がいない
- どこのお寺の檀家にもなっていない
- 葬儀または火葬のみ済ませたが故人に戒名をつけてもらわなかった
- 故人に戒名をつけてもらいたい
- 檀家にはなりたくない
といったところかと思います。
戒名はつけてもらいたいけど檀家にはなりたくない。
値段もできるだけ安く済ませたい。
私が業界で働いていた時も多くのお客様から上記のような相談を頂きました。
結論を言うと、今どこのお寺の檀家にもなっていない方はチャンスです。
檀家にならずに戒名だけをつけてもらい、値段も相場の10分の1以下に抑える方法はあります。
そしてこの記事に辿り着いたあなたは非常にラッキーです。
- 戒名だけをつけてもらう方法
- 戒名授与サービスのメリット・デメリット
- 戒名のランクごとに「最安値」でつけてもらえる戒名授与サービス会社(「戒名の値段比較表」付き)
檀家にならずに戒名だけをつけてもらう方法は「戒名授与サービス」
先に結論を言います。
檀家にならずに戒名だけをつけてもらいたいなら「戒名授与サービス」を利用するのが一番です。
戒名授与サービスとは、その名の通り「お寺に戒名授与だけをしてもらうサービス」です。
このサービスには3つのメリットがあります。
- 檀家になる必要が無い
- 戒名の値段が明確
- 戒名の値段が安い
戒名授与サービスを提供している会社は「お坊さん派遣(僧侶派遣)サービス」も併せて提供している場合が多いです。
「お坊さん派遣(僧侶派遣)サービス」とは、菩提寺がいない(檀家になっていない)方のために葬儀や法事・法要にお坊さんを派遣してくれるサービスです。
このサービスも檀家になる必要は無く、必要な時だけお坊さんを呼ぶことができるもので、現代社会に適したものだと私は思っています。
一時期はAmazonでも「お坊さん派遣(僧侶派遣)サービス」を取り扱ったことで世間を賑わせました。
何が言いたいかというと、戒名授与サービスもお坊さん派遣(僧侶派遣)サービスも、
- 檀家ではない方
- 檀家になりたくない方
向けのサービスなので安心して利用できます。
さらに詳しい戒名授与サービスのメリット・デメリットについて下記で解説します。
戒名授与サービスの3つのメリット
メリット1.檀家になる必要がない
檀家になる必要が無いと言っても、戒名をつけてくれたお坊さんから檀家へのしつこい勧誘があるんじゃないの?
そう思われる方もいるかもしれませんね。
でも安心してください。
実際に私が勤めていた会社でも戒名授与サービスを行っていましたが、お客様からの「お坊さんから勧誘された」などというクレームは全くありませんでした。
というのも、お客様とお坊さんが会うことなく戒名をつけることができるので、「面と向かって勧誘されたら断る自信が無い…」という方でも安心して利用できます。
派遣サービスのように対面する場合でも檀家に勧誘されることは無いんですけどね。
どうやってお坊さんと会わずに戒名をつけてもらうのか。
具体的な流れについて解説しますね。
- サービス提供会社へメールか電話で申し込む
- 故人様の情報(名前・命日・性格など)と希望の戒名のランクを伝える
- お坊さんからお客様へ電話連絡(故人様についての詳細をヒアリング)
- 戒名授与証がお客様の元に届く
- 戒名料金をお支払い
という流れになります。
上記の流れを見てもらえば分かる通り、お坊さんと全く話す機会が無いわけではありません。
お坊さんから故人様のことをお尋ねする電話がありますので、故人様への思いを直接伝えて戒名をつけてもらうことができます。
当然、そのお坊さんがどこのお寺の方なのかは会社から共有されますので、気になる方はネットで調べてみることをオススメします。
メリット2.戒名の値段が明確
菩提寺や葬儀社が手配したお坊さんの場合、戒名の料金は「お気持ちで」というケースが多くあります。
「お気持ちで」と言われてしまうと困ってしまいますね。
果たしていくら包めばいいのでしょうか。
戒名授与サービスであればこんな面倒な思いをすることはありません。
なぜなら、値段が明確に決まっているからです。
ひとことで戒名と言っても、戒名にはいくつもランクがあります。
戒名授与サービスではランクごとに値段が設定されているのであなたの予算と相談して選ぶことができる点も嬉しいですね。
菩提寺の場合は故人様のお寺への貢献度などで戒名を決めるため、想定外の高額な戒名をつけられてしまうこともありますので。
メリット3.戒名の値段が安い
菩提寺や葬儀社が手配したお坊さんには「戒名には決まった値段はありませんよ。お気持ちで結構です」と言われることが多いです。
そうは言われてもやはり相場はあります。
例えば一番安いランクの戒名でも相場は20万円~30万円、高いものだと相場が100万円以上のものもあります。
菩提寺によっては檀家との取り決めで値段を決めている場合がありますが、相場とそう変わらないようです。
一方、戒名授与サービスではどうでしょうか。
いくら値段が明確だからと言って、高ければ意味がありませんよね。
ご安心ください。
戒名授与サービスの値段は2万円~となっています。
相場が20万円~30万円の戒名が2万円です。
驚きですね。
相場が100万円以上の戒名でも10万円台でつけられます。
こんなに安いのであれば皆このサービスを利用すればいいじゃない、と思いますよね。
でも、ダメなんです。
戒名授与サービスを利用できるのは菩提寺のいない方(どこのお寺の檀家にもなっていない方)だけなんです。
菩提寺がいるのに他のお寺に戒名をつけてもらうと、ほぼ間違いなくトラブルに発展します。
だからこそ、冒頭でお伝えしたように「菩提寺がいないあなたはチャンス」なのです。
戒名授与サービスの2つのデメリット
メリットだけお伝えするわけにはいきませんね。
きちんとデメリットもお伝えいたします。
デメリット1.利用できるのは菩提寺がいない(檀家になっていない)人だけ
デメリットの1つは前述したように「利用できるのは菩提寺がいない(檀家になっていない)人だけ」という点です。
もしもあなたが戒名授与サービスを利用したいと思っても、あなたに菩提寺がいると利用できません。
菩提寺に黙って利用してもほぼ間違いなくバレてしまいます。
バレた場合は「故人様をお墓に納骨してもらえない」等のトラブルに発展してしまうので充分ご注意ください。
デメリット2.味気ない
デメリットの2つ目は「味気ない」という点でしょうか。
「一度も会っていないお坊さんに戒名だけつけてもらって、戒名授与証が1枚届いて終わりなんて嫌だ」
と思う方には、戒名授与サービスのご利用はオススメしません。
ただ、最近はLINE通話のテレビ電話やzoomを使ってのテレビ電話などもできますので、お坊さんと絶対に顔を合わせられないというわけでもありません。
会社によってはテレビ電話でお坊さんと話をさせてもらえることもありますので、希望する場合は相談してみるといいでしょう。
戒名のランクごとに「最安値」でつけてもらえる戒名授与サービス会社はココだ!(「戒名の値段比較表」付き)
戒名授与サービスを提供している会社ごとに多少値段にバラつきがあります。
ここでは各ランクごとに最安値で提供している会社の紹介と、各会社ごとの値段が一目で分かる比較表を紹介いたします。
会社だけではなく、「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」というお寺も比較対象になっています。
本寿院はお寺ではありますが、檀家にならずに戒名だけつけてもらうことができます。
信士・信女は2万円が最安値
戒名の中でも最も一般的で最も安いランクが「信士(しんじ)・信女(しんにょ)」です。
信士は男性につける戒名、信女は女性につける戒名です。
このランクはどこの戒名授与サービス会社でも2万円でつけてもらえますが、唯一会社ではなくお寺が直接戒名をつけてくれる「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」では3万円となっています。
以下に「信士・信女」を2万円でつけてくれる会社をご案内します。
居士・大姉の最安値は「本寿院」の3万円
「居士(こじ)・大姉(だいし)」は信士・信女の次に高いランクの戒名で、相場は50万円~80万円です。
居士が男性につける戒名、大姉が女性につける戒名です。
居士・大姉を最安値でつけてくれるのは戒名授与サービスの会社ではなく、お寺である「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」です。
「本寿院」が最安値で3万円、次いで「お坊さんjp」が5万円、そして「よりそうお坊さん便」と「てらくる」が同額で6万円となっています。
院居士・院大姉の最安値も「本寿院」の3万円
「院居士(いんこじ)・院大姉(いんだいし)」は居士・大姉の次に高いランクの戒名です。
院居士が男性につける戒名、院大姉が女性につける戒名です。
これは「院号(いんごう)」がついている戒名のため、値段が高くなっています。
院号は一般的に「社会やお寺に貢献した人」につけられる非常にランクが高い戒名で相場は100万円以上です。
ですが、「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」では院居士も院大姉も3万円です。
相場100万円以上の戒名がさ、さ、3万円!?
と驚きますよね。
本寿院はご住職が戒名に対して「戒名に高い安いはない」という考えをお持ちのため、戒名のランクに関わらず一律3万円で戒名をつけてくれます。
次いで「お坊さんjp」が15万円、「よりそうお坊さん便」と「てらくる」が同額で20万円です。
本寿院と比べると高く感じますが、相場と比べれば十分安いですね。
釋・釋尼の最安値は2万円
「釋(しゃく)・釋尼(しゃくに)」は浄土真宗だけでつけられる法名(ほうみょう)です。
浄土真宗では戒名ではなく法名と呼びます。
釋は男性につける法名、釋尼は女性につける法名ですが、最近では女性でも釋をつける傾向になっています。
釋・釋尼はどこの戒名授与サービス会社でも2万円でつけてもらえますが、全戒名の値段が一律の「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」だけは3万円となっています。
以下に「釋・釋尼」を2万円でつけてくれる会社をご案内します。
院釋・院釋尼の最安値は「本寿院」の3万円
「院釋(いんしゃく)・院釋尼(いんしゃくに)」は釋・釋尼の次に高いランクの法名です。
浄土真宗でのみつけられる法名で、浄土真宗の中では最高ランクになります。
院釋が男性につける法名、院釋尼が女性につける法名ですが、最近では女性でも院釋をつける傾向にあるようです。
これは「院号(いんごう)」がついている法名のため、値段が高くなっています。
院号は一般的に「社会やお寺に貢献した人」につけられる非常にランクが高い法名で相場は100万円以上です。
ですが、「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」では院釋も院釋尼も3万円です。
相場100万円以上の法名が3万円とは、なんとも破格なお値段ですね。
本寿院はご住職が戒名に対して「戒名に高い安いはない」という考えをお持ちのため、戒名のランクに関わらず一律3万円で戒名をつけてくれます。
次いで「よりそうお坊さん便」と「てらくる」が同額で16万円です。
本寿院と比べると高く感じますが、相場と比べれば十分安いですね。
「お坊さんjp」では「ご相談」となっているので値段不明となっています。
院信士・院信女の最安値も「本寿院」の3万円
「院信士(いんしんじ)・院信女(いんしんにょ)」は日蓮宗でのみつけられる戒名です。
信士・信女の次に高いランクの戒名で、他宗派の居士・大姉と同列ランクになります。相場は50万円~80万円です。
院信士が男性につける戒名、院信女が女性につける戒名です。
院信士・院信女を最安値でつけてくれるのは戒名授与サービスの会社ではなく、お寺である「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」です。
「本寿院」が最安値で3万円、次いで「お坊さんjp」が5万円、そして「よりそうお坊さん便」と「てらくる」が同額で6万円となっています。
院日信士・院日信女の最安値も「本寿院」の3万円
「院日信士(いんにちしんじ)・院日信女(いんにちしんにょ)」は日蓮宗でだけつけられる戒名です。
院信士・院信女の次に高いランクの戒名で相場は100万円以上となっています。
院日信士が男性につける戒名、院日信女が女性につける戒名です。
この戒名も最安値は「戒名と法要のかけこみ寺『本寿院』」の3万円です。
本寿院はご住職が戒名に対して「戒名に高い安いはない」という考えをお持ちのため、戒名のランクに関わらず一律3万円で戒名をつけてくれます。
次いで「お坊さんjp」が10万円、「よりそうお坊さん便」と「てらくる」が同額で16万円です。
本寿院と比べると高く感じますが、相場と比べれば十分安いですね。
ちなみに、日蓮宗では「信士・信女→院信士・院信女→院日信士・院日信女→院居士・院大姉」という順でランクが上がっていきます。
会社別 戒名の値段比較表
背景がオレンジのところが、そのランクの最安値になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めてになりますが、
- 戒名だけをつけてもらいたい
- 檀家にはなりたくない
- できれば値段も安く済ませたい
という方には「戒名授与サービス」をオススメします。
檀家になる必要が無く、値段も相場の10分の1以下という非常に良心的です。
通常の商品を買う場合は「安かろう悪かろう」でないか気になるところですが、戒名の場合は違います。
そもそも戒名は決まった値段が無いものです。
それを各社が「明確な値段設定をした」というだけで、お坊さんがやることは変わらないので「悪かろう」になりようがありません。
同じものをつけてもらうのであれば、少しでもお得に済ませたいと思うのは当然のことかと思います。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。